個人向け Office 365 (Microsoft365 Personal)で独自ドメインを設定する その1

2020/08/15

Microsoft365 ドメイン

元々 Outlook Premiumでは、独自ドメインが設定できた

特に日本では、まったくと言って良いほど認知度がなかった Outlook Premium。この Outlook Premium では、GoDaddyで管理されている独自ドメインを outlook.comのアカウントに紐付けて利用できた。outlook.comの信頼性で、かつ、独自ドメインという組み合わせ。個人では、中小企業向けの Microsoft 365(旧Office 365)でないと、独自ドメインは使えないという誤解があるかもしれないが、実際には、Outlook Premiumで使えたわけだ。
「使えたわけだ」と過去形になっているのでは、Outlook Premium自体のサービスが終了している。しかし、Outlook Premiumの機能のほとんどは、現在(2020/08/15)では、Microsoft 365 Personal (旧 Office 365 Solo)に引き継がれている。ということで、Microsoft 365 Personal を利用していれば独自ドメインで、outlook.comのメールサービスが利用できるのが現状だ。

Microsoft 365 Personal (旧 Office 365 Personal)で独自ドメインを利用する時の条件

どんなドメインでも Microsoft 365 Personalで利用できるわけではない。ただし、条件が1つだけある。ドメインレジストラは、日本ではマイナーな GoDaddyであることが条件になる。すくなくとも現在は。
また、DNSがGoDaddy管理&提供のサービスを利用しているというのも条件。つまりは、AWSやAzureが提供するようなDNSサービスは利用できない(といっても不便はそんなに無い)。
outlook.comに独自ドメインを適用する際、DNSのMXレコードを設定するのだけど、Microsoft365がSPFの設定等も含めて自動的にGoDaddyのDNSを編集するので、GoDaddy
縛りになっている。

GoDaddyとは

日本で独自ドメインを取得するとなると、GMOのお名前.comやムームードメイン、さくらのドメインなどが有名。法人系なら、NTTやKDDIなどの系列会社でも大抵ドメインを取得管理できる。
GoDaddyは、そういった会社(ドメインレジストラと呼ばれる)と同じサービスを提供しているが、少なくとも今までは日本ではマイナーな存在。ただし、最近は、日本語ページや日本語でのサポートも提供されている。ただし、米国では、有名なレジストラで、高い広告費と言われる、アメフトのスーパーボールなどでもCMを打ったりしていてかなりメジャーと言える。

GoDaddy使えるドメインの種類と価格

GoDaddyで管理できるドメイン。.jpも取得できるので、GoDaddyだからといって特に不便は無い。取得価格についても、最安値!ということでもないが、一般的な価格。

ということで、続きはその2へ。