Microsoft Azure App Service 上で、コストパフォーマンス最強にWordpressの構築する (その5)

2020/04/23

App Service Azure SQLite Web Apps WordPress

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運用

バックアップ&リストア

データベースがSQLiteのため、Web Apps上ファイルのバックアップを実施することでフルバックアップできる。Web Apps で利用している、App Service PlanがFreeプランのためそのままでは、Web Appsのバックアップができない。Standard以上に変更してバックアップする。

リストアは、直接上書きするのではなく、Deployment Slotを活用して、安全にリストアする。

バックアップ

  1. (初回のみ)バックアップを保存するBlobコンテナを作成、Storageアカウントは、画像を保存したアカウントでもOK。Blobコンテナのアクセス権は、プライベートに設定。

  2. App Service PlanをS1以上のプランに変更

  3. A.で作成したBlobコンテナをバックアップ先として、Web Appsのバックアップを設定、バックアップの実行

  4. バックアップ終了後、忘れずに、App Service PlanをFreeプランに変更


リストア

  1. App Service PlanをStandard以上に変更

  2. Deployment Slotを作成

  3. Deployment Slotにバックアップをリストア

  4. Slotを入れ替える

  5. (念のため)Web Appsを再起動する

死活監視

Application Insightの「URLのPingテスト」を利用。コンテンツの一致まで確認することにより改竄検知にもなる

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/app/monitor-web-app-availability#create-a-url-ping-test

各種ログ収集

Web Appsのログ収集機能を利用

WordPress本体/プラグインの更新

事前にバックアップを作成。WordPress本体を更新する際は、Web Appsを実行しているサーバーのリソースを確保するために、App Service Plan をStandardプラン以上に設定してからWordPress更新を実施。

プラグインの更新は、Freeプランで実施してしまっても良いかも。

PHPランタイムのバージョンアップ

PDOドライバがPHPランタイムのバージョン毎にことなるので、上記、PDO Driverインストイイールの手順をPHPランタイムのバージョンにあわせて実施