Microsoft Azure App Service 上で、コストパフォーマンス最強にWordpressの構築する (その4)

2020/04/23

App Service Azure SQLite Web Apps WordPress

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Microsoft Azure App Service 上で、コストパフォーマンス最強にWordPressの構築する (その3)

WordPressインストール・初期設定

手順1 (WordPressファイルをWeb Appsにコピーする)

  1. 手順1で作成したSQLiteに対応したWordPressをWebAppsにコピー
    FTP、その他、方法は問わない

  2. (インストール1でzip化してるのであれば、Web AppsのAdvanced Toolsを使ってドラッグ&ドロップでコピーできる。https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/deploy-zip)


手順2 (WebAppsをより安全に・快適に)

FTPを利用できないようにして、デプロイ方法を限定する。httpのバージョンとARR Affinityをよりパフォーマンスの高いように設定する


  1. FTPをDisableに設定

  2. HTTP versionを2.0に設定

  3. ARR affinity をOffに設定


手順3 (初期設定)

  1. 設定したカスタムドメインに対してアクセスし、インストーラーを起動、適切なサイト名、ID、パスワード、メールアドレスなど適切に入力

  2. WordPressにログイン(/wp-admin)し、管理者画面に移動

  3. WordPressの設定の一般設定で「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」をカスタムドメインのアドレスに変更する(*.azurewebsites.netのアドレスになっている場合)

  4. WordPressの設定のパーマリンク設定を「基本」以外のクエリ文字列形式ではないページ指定に変更する。これを変更しておかないとCDNでキャッシュされない



各種WordPressプラグインインストール・設定

今回の構成で必要なプラグインをインストール

手順1 (cache-control)

https://ja.wordpress.org/plugins/cache-control/

CDNを利用しているため、各ページのキャッシュクリアのタイミングを設定するために利用

  1. WordPress設定画面のプラグインページでcache-controlをインストール・有効化

  2. 必要に応じて、設定画面でパラメーターを変更


注:キャッシュのコントロールがうまくいっていない場合、WordPress自体のスタイルシートが正しく読み込まれず表示がくずれることがあるので、その場合、AzureポータルでCDNのキャッシュをPurgeしたり、ブラウザのキャッシュをクリアしたりすることが必要。

手順2 (Microsoft Azure Storage for WordPress)

https://ja.wordpress.org/plugins/windows-azure-storage/

画像をAzure Storageに保存するために利用


  1. WordPress設定画面のプラグインページでをMicrosoft Azure Storage for WordPressインストール・有効化

  2. プラグインの設定画面で、ストレージアカウントやキーなど各種Azure Storageの情報を入力。CNAMEは、CDNで指定した画像のカスタムドメインを入力。文字列最後のスラッシュ(/)を忘れずに

手順3 (その他プラグイン)

その他、おすすめ、プラグイン。


プラグインがうまく動作しない場合は、wp-config.phpの修正で「JavaScript 連結の無効化」を実施。

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