TechTarget という広告媒体における、ネットメエィアビジネスの問題点

2011/08/15

マーケティング マーケティングTIPS

ネットの登場により大きな影響を受けたメディア。特に雑誌などを作っていた出版社はどのように生き残っていくか?というところが大きな課題にある。

雑誌や新聞などの紙媒体の収入源は大きく二つ。雑誌の売上と掲載されている広告費である。雑誌によってその比率は異なるが、媒体の売上よりも広告費の方が大きい媒体も少なくない。ちなみに、広告を掲載していない媒体はほんの一部であり、メディアは広告費ありきのビジネスをしていることが多い。

紙媒体の場合は、媒体という売上が存在するが、ほとんどの場合、それが存在しないネットメディアの場合は、広告主頼りで、媒体が運営されていくことになる。つまり、メディアは、広告主には絶対に逆らえない立場になりさがってしまうことが多い。

さて、それでは、広告主はメディア、特にオンラインメディアに何を求めるのか?ということになるのであるが、ここがやっかい。オンラインメディアの場合、アクセスをトラックしたり、アクセスしてきたユーザーを逐一把握したりすることができるわけで、オンラインメディアへは、アクセスしてきたユーザーのプロファイルを期待するわけである。

その究極がtechtarget。

アクセスしてきたユーザーが特定できないかぎり、記事をチラ見せしかしないというメディア。読者がDMなどで興味をもったとしても、プロファイル提供がメンドウくさくて、結局は読まない、読まれないという不遇。

広告主へ、読者のプロファイル提供と、アクセスの許可を提供しなければ、広告をだしてもらえないということを端的に示してしまっているメディア。

結果として、ゴミプロファイルが広告主に提供され、その情報を元にマーティングしたって成約率はあがらず、広告主は売上につながらないという悪循環。

読者だって広告がイヤなわけでない。製品のメリットをベンダーから直接ききたい!とも思っている。それなのに、広告主側の邪悪な念があって、広告すら読む気にならない。。。ダメメディア。

感覚的に言えば、ショーウィンドウの外からみているときは、そこの商品に興味があるのに、中に店員がいっぱい居て、店に一旦はいったら、何か買うまで退出させない雰囲気のあるお店。

そんなお店にははいりたくないよ。